スカラ座の怪人

午後から有楽町へ。
交通会館内の三省堂で立ち読みをしまくった後、日比谷へ向かう途中で、改装休館中のニュー東宝シネマへ寄ってみる。
切符売り場に貼ってあった「お知らせ」を写真に撮る。
ニュー東宝シネマ「リニューアルのお知らせ」
この劇場、東宝本社ビルの再開発にともない、4月のリニューアルオープン後は「有楽座」と改名することが決まっている。
「有楽座」はオールドファンには懐かしい、現シャンテビルの場所にかつて建っていた劇場名だ。
入口から続く赤絨毯を踏みしめると、有楽町・銀座へやって来た!という実感がして、これから観る映画への期待にドキドキしたのを覚えている。

その「有楽座」が、この平成の世に復活するわけだけれど、その一方では、古くから続く「みゆき座」と「日比谷映画」の閉館も決まっている。これで、日比谷地区にあった昭和生まれの映画館は、「スバル座」を除いて全て姿を消すことになるわけだ。

しかし、なぜこんなに映画館が気になるのか、自分でも良く分からない。単なる映画好きというには度がすぎるほど、我ながらちょっと入れ込みすぎている気もするなあ。
一度で良いから、映画館に住めたら・・・と思わなくもない。
現実的なことを考えたら、そりゃいろいろと難しいわけだけれども(当たり前だ)、少しの間だけで良いから”スカラ座の怪人”になってみるのも悪くないかな、とさえ思う。
必要とあらば、丸の内ルーブルには「シャンデリア」もあることだし。

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