先々週から始まったものすごい花粉ラッシュで、すっかり惨いことになってしまった。
おまけに花粉で気管がやられたところへ風邪が追い討ちをかけ、先週末は自宅待機...悔しすぎる。
今週は少し持ち直したものの、木曜ぐらいからはまたつらい日々。
気が付けばここも、真っ白になってしまった。真っ白なブログほど寂しいものはないですね。
せめて何かで埋めようと思い、まとめて感想などを。
2005/2/12 『五線譜のラブレター』
コール・ポーターの伝記映画だが、彼の半生というよりは、妻との関係に焦点をしぼっている。
だが、妻との深みある関係を描き出せたかというとそうは思えず、さりとて音楽家としての苦悩を炙り出せもせず、中途半端になってしまった感は否めず。
現代のミュージシャンが当時の歌手に扮して歌うシーンには賛否両論あるだろう。個人的には、エルヴィス・コステロの歌は×。
ただし音楽そのものは、やはりすばらしい。CD購入。
2005/3/2 『復讐者に憐れみを』
『オールド・ボーイ』で一躍名を馳せたパク・チャヌク監督の”復讐三部作”第一作。
これは素晴らしい。『オールド・ボーイ』と同様に微妙なユーモアが差し挟まれてはいるが、同作よりもずっと救いのない物語で、陰々滅々とした情感のみが後に残る。
贔屓のペ・ドゥナを初めとして、中心となる3人の役者達(ソン・ガンホ、シン・ハギュン)がいずれも良い。
「復讐という行為においては、人間は等質な生き物だ」どこからともなくそんな声が頭に響いてくる気がした。
2005/3/4 『サスペクト・ゼロ』
連続殺人事件の謎解きに、FBIが指向したという超能力捜査を絡ませたサスペンス。あからさまなショック演出をしていない点、好感が持てる。
しっかし、ベン・キングズレーって『サンダーバード』でもテレパス演じてたし、ほとんど怪奇俳優なのですね。もはやオスカー俳優とは思えないなあ。
コメント