ライブ2連発

2005/3/25 “fuzz maniax” @ SHIBUYA-AX
オープニング・アクトの音速ラインは、ソリッドな音質+フォークロックっぽい叙情的な歌詞、OUTLAWは男気溢れるストレートなロック、という印象。

そして3番手に、現在のイチオシにして本日最大のお目当てだったフジファブリックが登場。ライブを観るのは初めてだったが、想像以上に良かった。生で聴く『銀河』はCDよりも何倍も変で、かつ何倍も良い味がある。
また、ボーカルにしてほとんどの楽曲を担当している志村正彦のMCの面白さも格別。なんというか、「腰の低い宮本浩次」という感じ(いや、宮本浩次も相当腰の低い人なのだが)。一言でいうなら、何が言いたいのか良く分からない。事前に「こういう人間なんじゃないだろうか…」と想像していたとおりで、笑ってしまった。

クラムボンは新譜からの楽曲が中心。ただ『シカゴ』のイントロが鳴るだけで盛り上がるのはいつもどおり。これまたいつものとおり「笑うように歌う」原田郁子が印象的。これがある限り、クラムボンは永遠だ。
ラストのPolarisが登場する頃には、結構バテてしまった。今回、指定席で座りっぱなしだったのだが、3時間近く聴いているとさすがに疲れる。

2005/3/26 ケラ&ザ・シンセサイザーズ @ CLUB QUATTRO
ミュージシャンとしてのケラにはそれほど興味はないものの、8年振りにミニ・アルバムをリリースし、久々のライブを演るということで、興味本位で足を運ぶ。
有頂天の頃のスリムな風貌とはまるで別人のケラが、巨躯を揺らし、タオルで汗を拭き拭き熱唱。久々のせいか、始まってから数曲はどことなくノリ切れてない雰囲気があったが、次第に調子を取り戻したのか、徐々に張りのある声が出るようになっていった。

曲はシンセサイザーズ時代と有頂天時代、半々ぐらいだろうか。パワフルなバンドのアンサンブルに、時折混じるシンセの音が、いかにもニューウェーブといった趣き。ドラムの女性が笑みを絶やさず叩いていたのが印象深かった。
思えば有頂天が(一部で)人気を博していたのは、もう20年も前のこと。当時ぼくはトンガリキッズでもテクノ・ベイビーでもなかったが、こういう音を聞くと、やはりどことなく懐かしさを覚えてしまうのは、やっぱり年のせいだろうか?

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