書斎と共に街に出よう

銀座の喫茶店でこれを書いている。モバイラーである。
ブックファーストをぐるぐるとバターになりそうなほど熱く徘徊し、Apple Storeで新iPodを摩擦で溶けそうなほど触り倒してから、クールダウンのため一息ついている最中。

つい先日、acerのaspire oneを買ってしまった。某量販店のポイントを利用して20000円少々での購入。
思えば昔からモバイラー志向は人並みかそれ以上に強いほうだと思う。今までに買ったパソコンはほとんどがノート型だし(これは省スペースの意味合いが強いのだけども)、PalmやWindows MobileなどPDAに手を出したことも多々ある。
基本的に自分の部屋が好きなインドア派ではあるが、それは本やCDなどがすぐ手に取ることのできる距離に置いてあるからだろう。一方では、街に出て散歩しながらあれこれ観たり聴いたりを楽しむことも好きな性分である。
この相反する趣向を同時に満たせる理想形は、自分の部屋に居ながらにして街歩きが可能となる状態。

ただやっぱり現代でそんなことは不可能なわけで、現実的に今一番それに近いのが、モバイル機器を持って外出することなのだろうなと。外部記憶装置、書斎代理としてのガジェットである。
そんな無意識の欲求に惹かれ買ったガジェットを、活用しているかと聞かれると、そうとも言えなかったりする。これはやっぱり、理想と現実とのギャップにあるのだろうな。

外出先でパソコンやPDAを開くのは面倒だ。電源が切れれば使えなくなるわけだし。何か思ったことを記憶に止めようとするために、その思いに文字という形を与えるべくキーをペシペシ叩かなければならないことがモドカシくもある。基本的に不精なのだろう。
そのギャップに悩みつつも、こうして書いてみているわけだが、果たして今回は生活に根付くのかどうか。自分にもよく分からずにいる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました